2020/1/22 指宿へ

2020年5月30日

屋久島での登山を終えた僕たちは指宿に向かう。
足は筋肉痛が出始めている。
早く温泉に浸かって疲労をとらなければならない。

コンディションは最高だった。
冬には珍しく南方面からの風だったので風にのって一気にセーリングできる。
僕らの足的にもいいコンディションだ。
思えば屋久島に来るときは北風、滞在中は晴天、帰りは南風と本当に恵まれている。

・・・
・・・・・・

あっという間に屋久島が見えなくなってしまった。
コジマと談笑しながらセーリングしていたその時だった。

「あれ・・・クジラ・・・?」

コジマがはるか前方にクジラの潮吹きみたいなものが見えたと言い出した。
しばらく前を見ていると・・・

パシャーン

「あれは・・・尾びれよね・・・?」

明らかにイルカじゃない。
クジラの尾びれみたいなものが見えた。

パシャッ

クジラの体が見えた。
前方50mくらいだろうか。
クジラを見れた嬉しさもあったが一つ気になることがあった。
(進行方向まずくないか・・・)
このまま同じスピードで進むとクジラと正面衝突しそうな気がする。

「下ろう!(風下側に向かう」

方向転換し始めたその時だった。

バシャッ

ヨットのすぐとなりにクジラが出てきた。

マッコウクジラだ

危うくぶつかるところだった。
おそらくクジラも避けてくれていてそのおかげで助かった。
このときはスピードもかなり出ていたのでぶつかっていたらヨットが壊れていたかもしれない。

興奮したまま僕らは指宿の港についた。
どこに留めていいか迷っていたら、おっちゃんが案内してくれた。

どうやら漁港内にビジターバースがあるらしい。
こういったものがもっと増えたら旅しやすくなるのにと思った。

ヨットを留めてご飯を食べる。
ご飯を食べたあとはお楽しみのアレだ。
ミズキは来るのが遅くなるため、この日は二人で入り後日みんなで入ることにした。

・・・
・・・・・・

着替えて向かう先は・・・

砂蒸し温泉!

予想以上にすごかった。
手の先や足の先に血が流れていく感覚がわかる。
頸動脈も脈打っているのがわかる。
すごく好きな温泉だ、もう一度来たい。

ちなみに波打ち際でも砂蒸し風呂を楽しめるらしい。
この日は夜だったのでできなかったのが残念だ。
波打ち際から湯気が出ている感じすごく熱そうだ。

ヤバそうなDANGERの看板には85度の温泉が出るとの注意書きが。

ちなみにこのお風呂から出るときにミズキがすれ違いで入っていった。
どうやら急いで来たらしく一人で楽しんでいたようだ。