2020/1/21 屋久島登山⑤
登山に疲れ、ふと上を見上げるとそこに広がる景色はきれいだった。
青空を覆い尽くすくらい背の高い杉が育っている。
ずっと海の上にいた僕らにとっては信じられない光景だった。
ただただここにいるだけでリラックスすることができる。
気づけば時間がたっていた。
ゆっくりしているのも楽しいが今回は時間が限られている。
限られているというよりか、今自分たちがいいペースで登山できているかすらわかっていない。
後ろの登山客に追いつかれていないので大丈夫だとは思うが自信はない。
続きを登ることにした。
「階段が・・・ある・・・」
ここに来て更に傾斜がきつくなった気がする。
しかしここまで来たからには引き返すという選択肢はない。
頑張って登る。
「え・・・また・・・」
(しかも先が見えない)
「まだ・・・ある・・・」
そろそろ疲れてきた。
しかもたまに下り坂があるのがキツい。
なぜ登ったのに降りなければならないのか。
「まだか・・・」
「・・・」
「また降りるのか・・・」
・・・
・・・・・・
「おっ!」
本当にずーっと階段を登った先で名前つきの杉を見つけた。
「・・・」
「・・・なんか小さくない?」
「うん・・・」
大王杉(写真左)という名前の割には他の杉との違いがわからない。
少し拍子抜けして先に進む。
・・・
・・・・・・
「あれ!?」
コジマが何やら発見した。
「大王杉って・・・あれやない・・・?」
「・・・ほんまや」
どうやら僕たちは大王杉を勘違いしていたらしい。
名前のついていない杉を見て大王杉だと思っていたらしい。
どうりで周りの杉と変わらないように見えるはずだ。
本物の大王杉
ちなみに降りるのは大変だったので帰路で撮影した。
近くで見るとこんなに大きい。
しかも中に入れた。
「これは大王だわ」
ウイルソン株に負けないくらいの空洞があった。
疲れてきたがあと少しで縄文杉につくはずだ。
最後まで頑張ろう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません