2019/9/12 寺泊へ
「電車で先に行くからヨット持ってきてよ・・・」
筒石駅に行くときの登山も辛かったが戻ってくるときに200段以上の階段を登るのも辛かった。
そのため思わず口からこぼれてしまった。
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今日の目的地は寺泊だ。
すでに疲労が溜まった状態でセーリングを始めるにも関わらずに遠い場所を目的地に設定している。
いつもならもっと近めを狙うのだがこれには理由がある。
その理由がわかるのは2〜3日後だ。
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頑張ってヨットにたどり着いて出航する。
そこそこ風が吹いている。
疲れている状態でこのコンディションは少し嫌な予感がした。
しかし今日の夕飯が楽しみな僕らはそんなことはすぐに忘れてセーリングする。
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風が強くなってきたのでヒール(船の傾き)を抑えるために二人が端による。
基本的に風が強くなってきたら僕が舵を持ち二人がヒールを抑えるポジションに行く。
・・・
・・・・・・
!?
何か違和感を覚えた僕はもう一度二人の方を見る。
・・・
・・・・・・
服装の季節感が違う!!
コジマはしっかりと防寒対策をしているがミズキは半袖半ズボンである。
(この二人の間には見えない何かがあるのだろうか・・・)
ヒュ〜ヒュ〜〜
しばらくセーリングしていると風が上がってきた。
しかも最悪なことに寺泊から風が吹いている。
目的地がちょうど風上にあるという最悪なコンディション、しかも風が強い。
このままだとクローズとタック(※1)を繰り返してセーリングしなくてはならない。
しかも日が落ちてきた。
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・・・
・・・・・・
「セールおろそうか・・・」
セーリングは諦めた。
風上に向かってのセーリングは直線距離のおおよそ2倍の距離を走る必要がある。
残念だがエンジンで一直線に向かうことにした。
エンジンを使うことでなんとか日没前に着岸できた。
お待ちかねのご飯である。
今日のご飯は・・・
鯛めし!

鯛のカマ焼き!!
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鯛のお刺身&昆布締め!!!

鯛の湯引き!!!!

(こんなの美味しいに決まっとるやろぉ〜)
テンションMAXである。

盛り付けなど気にしない!
美味しければいいのだ。
「「「うまいっ!!!!」」」
新鮮なお刺身も美味しかったのだが、寝かせたらこんなに食感が変わるのかってくらい別の食べ物だった。
これはお店で買うだけじゃわからない。
魚釣りにハマる人の気持がわかった。
ひたすら鯛を食べたあとは幸せな気持ちのままゆっくり寝た。
※1 セーリング用語

・青文字がセーリング方法の名前
・緑文字が方向転換の名前
例)(風に対して右に走る)クローズから(風に対して左に走る)クローズへの方向転換をタックという



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