2019/10/8~9 稚内観光②

2020年5月30日

「おはようございま〜す」

朝ヨットの外から声をかけられて起きるのは何度目だろうか。
といっても僕は外に出ない(というよりも出にくい場所で寝ているので出れない)。
今回の訪問者はなんと・・・

地元の新聞記者

(うそだろ。昨日来たばっかなのになんでや。)
ローカル新聞とはいえ見つけるのが早すぎる。
とりあえずミズキにインタビューを任せた。
このときは自分も出ておけばよかったと後悔することになるとは思わなかった。

この日はノシャップ岬を見に行くことにした。
沖からは見たが陸からも見てみたい。

岬に行く途中に灯台があった。
全国で2番目に高い灯台らしい。
ミズキが興奮してなにか言っていたが覚えていない。

(いつも観光するタイミングは天気悪いなぁ・・・)
利尻島をバックにきれいに取りたかったけど残念ながら曇りだ。

近くに水族館&科学館があったので入ることにした。
どうやらアザラシに魚を上げることができるらしい。楽しみだ。

近い。
魚をあげられるアザラシじゃなかったがめちゃくちゃそばに寄ってきた。
しばらく見たあとに本命のアザラシの方に行く。

(なんかふてぶてしいやつやな)
オフな時間を過ごすアザラシを見てる気がする。
気にせずに魚を買って近づくと・・・

集まってきた。
きれいに整列しているようにも見える。
行儀が良いのはここまでだった。
魚を投げたあとのアザラシ同士での奪い合いは激しかった。
遠くにいるアザラシは声を上げてアピールしている。
しばらく魚をあげてると飼育員さんがお昼ごはんを持ってやってきた。

バシャバシャバシャ

一目散に集まるアザラシたち。
僕らのことなど完全に無視だ。
飼育員さんの餌やりをしばらく見ていると別の策に近づいていった。

赤ちゃんがいた!
飼育員さんに甘える赤ちゃんは可愛かった。
その後はプラナリアを見たりイトウを見たりしていた。

・・・
・・・・・・

「ドクターフィッシュがおる!」

なんとドクターフィッシュがいた。しかも無料だ。
やるしかない。

水族館の観光客が少ないのかすごく食いついてくる。
めちゃくちゃ痛い。
ちなみにコジマは苦手らしくすぐに手を出していた。

水族館を堪能したあとは科学館に行った。
小学生などを対象にしていそうな雰囲気だったが、知恵の輪やミニゲーム(?)などで遊べて楽しかった。
南極観測隊の資料などもあり勉強になった。
最後にプラネタリウムに入ったのだが・・・三人ともぐっすり寝てしまった。

この日は民宿を予約していたため宿に向かう。
宿でチェックインの手続きをしていたら・・・

民宿のオーナーが無言で新聞を出してきた。
最初はわけが分からなかったがすぐに左上の記事に気づいた。

「君たちだよね?」

朝のインタビューがすでに記事になっていた。
記事に載ったことよりも民宿のオーナーが気づいたのがすごい。
どうやら電話した時点でうすうす気づいていたらしい。 

!!!
このときインタビューに言っておけばよかったと後悔した。
どうやら記者とミズキの意思疎通がうまく行かなかったらしく、なぜか三人とも船関係の仕事に転職したいことになっている。
転職するつもりはないのでなんとも言えない気持ちだ。

この宿で二泊したのだが二日目は部屋に引きこもり各自作業をしていた。
おかげでしっかり体力回復できた。