2019/10/3 岩老へ

2020年5月30日

本当はこの日は朝から出航する予定だった。
しかし前日にコジマがスマホを落としたのでそれを探すことにした。
といっても僕らでできることはもうない。
たまたまダイビングをするために来ていた人たちに頼んで潜って探してもらうことにした。

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見つかった!!!

なんとiPhoneは海底に縦に刺さっていたらしい。
(どうりで昨夜潜ったあとに釣り針で引っ掛けられなかったわけだ。)
さらに驚くことに壊れていなかった。
水深6mくらいの海底で16時間くらい耐えたのはすごいと思う。
カタログスペックを遥かに超える耐久力に驚いた。

そして次の目的地の岩老を目指すことにした。
時刻はすでに15時過ぎ。
日没までにつくのは無理としてもお風呂には入りたい。
岩老には21時まで空いている銭湯がありそれ以外はなにもなさそうだ。
気合を入れてMAXスピードで突き進むしかない。

小樽を出たときは風がなく間に合わないと思った。
コジマが出航前に買っていた半身揚げを前でゆっくり食べられるくらい風はなかった。

しかしすぐに風が吹いてきた。
コジマの半身揚げに波がかかる。
どうやらいい感じで塩味になったらしい。
さらに風が強くなる。
(思ったよりしんどいぞ・・・)
重り担当のミズキがいないためヨットがいつもより傾きスピードがでない。
しかしピンチのときこそ新しいひらめきがあるものだ。

コジマと新しい乗り方を見つけた。
写真ではわかりにくいがふたりとも背もたれの部分をまたがるように乗っている。
これが乗りやすいし速い。
この日から風が強いときのスタンダードな乗り方になったくらいだ。
途中大きなタンカーと並走したのだが、新しい乗り方になってからはほとんどスピードが変わらなかった。

ぶっ飛びセーリングをしばらく続けると風がなくなってきた。
(お風呂に入れない・・・)
めちゃくちゃ波をかぶったので流石に入りたい。

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港が見えてきた。
時間は・・・19時過ぎ!
お風呂に間に合う。
最初のぶっ飛びセーリングのおかげで予想より遥かに早く港につきそうだ。

無事、銭湯に間に合った僕らはすぐに寝ることにした。