2020/6/24 悪石島へ

腕が・・・暑い・・・
なんてこった、初日に半袖&日焼け止めの塗り忘れのダメージがここで出てきた。
腕が真っ赤だ。
すでに日焼け止めや長袖で保護しても間に合わないくらい暑い。
いつ治るのだろうか・・・

さて燃料の買い出しを終えたら出航だ。
目指すは悪石島、ついにトカラ列島に突入だ。

風はかなりイイ!
ここから奄美大島まで補給できないため、できるだけガソリンを節約したい。
この風ならセーリングだけでかなり行けそうだ。

基本的には楽しくセーリングできるのだが、たまーに変な波が来る。
どういう理由なのかわからないが明らかに高い連続した波がやってくるのだ。
(風が波を連れてきてるのかな?)

特に問題もなくセーリングしているとトカラ列島が見えてきた。

思っていたより島同士は近い。
今回は残念ながらスルーするが、帰りによってみたいものだ。

この辺の島はなんかすごい。
殆どが断崖絶壁で、そこに木が生えている。
島が一つの岩みたいだなーと思いながら通っていく。

・・・
・・・・・・

ついたー!

この日も日没ギリギリに到着した。
お風呂に入ってヨット泊・・・・とはいかなかった。
なんと島内立入禁止らしい。
残念ながらお風呂に入れない。
ショックを受けている僕らに救いの手が!

「それ食べなよ」

なんと釣ってきたばかりのカツオをもらった。
この旅でカツオを釣って食べるという目標を持っていた僕のテンションはあがった。
(自分で釣ってないけど目標達成みたいなもんやな)

「・・・捌ける?」
「えっ」

僕はカツオの捌き方が特殊だということを知らなかった。
コジマは特殊だということを知っていたらしく心配していた。
慌てて調べる二人。

・・・
・・・・・・

「むずそうじゃね?」
「いけるんかね?」

そんな不安な二人のもとに島人がやってきた。
すかさずコジマが一言。

「おじさん!これ捌けます?」
「いいよ」

救世主現る。
僕らはおじさんの捌くのを見るだけになった。
手慣れた手付きで捌いていくおじさん。
ちょこちょこやり方を教えてくれつつどんどん解体されていく。

・・・
・・・・・・

あっという間に出来上がった。
あとは切って刺し身にするだけというところまでやってくれた。
おそらく自分たちでやっていたらこんなすぐにはできなかったであろう。

ヨットに戻りさっそく刺し身で食べる。

「うまい!」

もちもちしてる。
今まで食べたカツオとは食感がぜんぜん違う。
しかもかなり美味しい。
どんどん食べれる。

・・・
・・・・・・

「炙ってみる?」

刺し身だけじゃ物足りないのでガスコンロで炙ってみることにした。

なんとか炙れた。
自分で切って初めてわかったのだが、カツオの身は思っている以上に柔らかかった。
普通に刺し身にするのも大変だったし、炙るときも身がくずれて大変だった。
だが苦労したかいあって・・・

「うまい!!」

カツオ美味し。
大満足した僕らは次の航海に備えるのであった。

このあとすぐにナイトセーリングの始まりです。