2019/10/6 天塩へ

2020年5月30日

「なんやこれ!」

朝からコジマが騒いでいた。
ヨットの外に出てみると海から湯気が立っていた。

今まで見たことのない光景に驚く三人。
どうやら湯気の正体は「けあらし」というものらしい。
どういうものか調べてみる。

・・・
・・・・・・

冷え込みが厳しい冬の早朝から午前の間、水面に白く立ち上る霧が湯気のように見える現象。

(え?もう冬なん・・・?)
気づいたら季節は冬になっていたらしい。
確かに寒くはなってきているが北上しているせいだと思っていた。
毎日徐々に移動しているため緯度のせいなのか季節のせいなのかわかっていなかったのだ。

一気に寒くなった(と感じた)が気合い入れて出航する。
次の目的地は天塩、いよいよ最北端の地が近づいてきた。

出航することには「けあらし」は収まっていた。
「けあらし」の中にヨット突っ込みたかったので少し残念だ。
このあたりから蜃気楼も見え始めてきた。

そんな寒さに耐えながら港に無事ついた。
どんどん日が沈む時間が早くなっていくのがわかる。
この日は17時には沈もうとしていた。

防波堤の向こう側に沈む夕日と利尻島を見て「ついにここまで来たのか」と思えた。
お風呂やに行く途中に見た夕焼けもきれいだった。

ここに限らず北海道は大地が雄大で一つ一つの景色が綺麗だ。
こんな景色を見ながらお風呂に入るとつい長風呂してしまう。
僕は長風呂できないのだが、この旅での平均入浴時間は普段より確実に長くなっているのは景色のせいだ。
お風呂に入ったらあとはヨットで寝るだけだ。

「あぁ〜〜」

(またなんかやらかしたな)
ちょっとワクワクしながら振り返る。

お風呂上がりの飲み物を買おうとしたら詰まったらしい(写真左上から2番目)。
どうしてこういうことばっかり引き起こすのだろうか。
最後に1イベントあったが無事についてよかった。
明日はいよいよ北海道最北端の地に向かう。