2020/7/21 宝島へ

朝4時。
ヨット泊以外でこんなに早く起きたことはあっただろうか・・・
眠気と戦いながらヨットに向かい出航準備をする。

こんなに早く出航するのには理由がある。
宝島でガソリンを補給してから一気に屋久島まで向かう予定なのだが、宝島のガソリンスタンドは朝と夕方しか空いていない。
そのため夕方までに宝島に行き、補給する必要があるのだ。

とりあえず準備が終わったので出航。
最初の操船は僕じゃないのですぐに就寝。

・・・
・・・・・・

「釣りするよー」

コジマの声で起きた。
どうやら良いポイントを見つけたらしく釣りするらしい。

「釣れたー!」

コジマが釣ったみたいだ。
僕はまだ船内でウトウトしていたから何をつったのかすらわからない。
起きるとすでにミズキしか釣りしていなかった。

僕は釣りをしなかった。
海を見るとすごくきれいだった。
30m以上の深さがあるにも関わらずに、そこまではっきりと見える。

魚が泳いでいる姿も見れた。
二人が釣りに飽きたところで宝島に向けて進む。
だが・・・

無風

最悪だ。
暑い&寝不足の中、なんとも暇な機走が始まってしまった。

・・・
・・・・・・

「うーん」
「変やねー」

エンジンの音がおかしい。
コジマが様子を見てみる。

まあわからない。
というか僕ら三人ともエンジンの知識はさっぱりなので見守ることくらいしかできない。
(何も起きなければいいけど・・・)
この不吉な予感は後に的中することになり、今までで最大のピンチを迎えることになるのだった。

・・・
・・・・・

とりあえず宝島に無事に到着!

最初は宝島の名前だけでテンションが上っていたのだが、ついた頃には披露でそれどころではなかった。
ガソリンスタンドが開くまで時間があるので休憩することにする。

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「イカがおる!」

なんとヨットのそばにイカがいた。
コジマに伝えたところ、すぐに釣り竿を持ってきた。

「おりゃぁ〜」

イカゲットx2!!

とりあえずビクにいれて保管。
中心地に向かうことにした。
銭湯でまったり&ガソリンの補給も完了。

あとは日が沈むのを待つだけだ。
それまでの間に・・・

イカを食べる。

この後しばらく風がない見込みなので、昼ではなく夜に機走しながら次の目的地に向かう。
二日続けてのナイトセーリングに向けて準備はバッチリだ。