2020/6/25 名瀬へ

まさかこんなに早くナイトセーリングするとは思わなかった。
しかもほとんど月は出ていない。
ただこのタイミングで奄美大島まで行っておかないと、天候が荒れるため閉じ込められる可能性が高い。
そのためにここまですっ飛ばして来たのだ。
ここで諦めては今までの頑張りが無駄になる。
カツオを食べてお腹いっぱいになったあとすぐに沖に出た。

港を出た時点で真っ暗だ。
写真は明るくなっているが肉眼ではほとんど何も見えない状態になっている。
月もなく曇っているため星あかりもない。
おまけに目的地が遠いため島影も見えない。

コンパスを頼りに進路を取る。
真っ暗な中すでに海は荒れ始めている。
(奄美大島付近まで近づけば波も収まるはず・・・)
しかし思ったより怖い。
たまにやってくる変な方向からの高波が見えないのが怖いのだ。

あと眠い。
最近毎日朝早かったためすでに眠気が襲ってきている。
コジマと交代で仮眠を取ることにした。
しかし寝れない。
座った状態で寝ようと思ったのだが、船が揺れるため寝にくい。

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なんとか仮眠を取り舵を変わる。
幸運なことに雲がなくなっており、星を頼りに進むことができそうだ。
満天の星空のもとエンジンで名瀬に向かう。
波も落ち着きつつあるので、快適に機走で進む。

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何度目の仮眠をとったあとだろうか。
日が昇ってきた。

朝日がきれいだ。
朝日が昇る直前からヨットの上で寝ており、朝日で暑くなって起きた。
明るくなってからはまーったりと移動することができた。
やはり奄美大島のブランケットの影響はあるみたいだ。

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あっという間についた!

とりあえず眠気は限界である。
さらに体もベタベタしている。
早めにチェックインできるホテルを探してお風呂に直行した。